ゼミの近況報告や学会・研究情報など,幅広く発信していきます。ゼミ生の都市地理学的視点に基づいた旅行記にもご期待ください。
はじめまして。管理人のNです。
このたび,東京学芸大学都市地理ゼミのホームページを作成しました。
ゼミの活動報告や研究業績など,広く発信していきます。
牛垣先生の授業を履修する際の参考に,
社会科の学部生が地理学分野,都市地理ゼミに入るか考える際に,
院受験を考えている方の参考に,
何らかの形で貢献できればと思っています。
それでは,よろしくお願いします。
古今書院より『まちの地理学―まちの見方・考え方―』を刊行させていただきました。
古今書院のウェブサイトから立ち読みができます(以下URL)。
http://www.kokon.co.jp/book/b610249.html
牛垣初の単著です。東京学芸大学や他大学で非常勤として行っている様々な授業の中で,店舗が集積する「まち」について扱った内容を集約したものであり,第1にはこれから地理学を学ぼうとする大学生を読者として想定しています。
まちを対象とした地理学の研究は多岐にわたります。それらについて,力不足で全てというわけにはいきませんでしたが,ある程度これまでの成果を取り上げているため,まちを対象に地理学の学習・研究を進めようとする方にとっての入門書として使っていただければ幸いです。
また,「まち歩き」という言葉があるように,まちを歩き,店舗を眺め,店舗に入って商品に触れることが好きな方は多いと思います。本書は,まちの特徴がもたらされる理由を,地理学を中心に,商学・社会学・都市計画学など隣接分野の成果も含めて説明するものであり,一般のまち歩き好きの方にも楽しんで読んでいただければ嬉しいです。
加えて,著者が教育学部に勤務する関係から,学校で指導される先生方や生徒の皆さまも,読者として少し意識しました。まちは多くの方にとって身近なものであり,日常的に関わる場所だと思います。その特徴を地理学的な見方・考え方でとらえることは,日々の地理学習にも寄与するのではないかと期待しています。
著者は,2022年にようやくスマホをもったというほどネットに疎いですが,本書の本文中で説明したものの,紙幅の都合で掲載できなかった写真が多くあります。これを紹介・解説するためのSNSも開設予定ですので,興味のある方はご覧いただければ幸いです。
(1) 牛垣雄矢(@YuyaUshigaki)さん / Twitter
月刊『地理』(古今書院,2021年8月号)の新連載「日本の都市百選1」として,牛垣執筆の「千葉県 木更津~快適でリーズナブルな郊外ライフ~」を掲載していただきました。
古今書院のウェブサイトから立ち読みができます(以下URL)。
地理 2021年8月号 - 古今書院 Since1922 地理学とともに歩む (kokon.co.jp)
木更津は,大型店を中心に買い物環境が充実し,高速バスを利用することで座って快適に通勤ができ,住宅価格が安く庭付き一戸建ての生活も夢ではない,といった魅力があります。こういった特徴は,アクアラインの開通と利用者の増加によってドラスティックに地域の構造が変化したことで生じています。2020年にE-journal GEOで発表したこの内容を,一般向けの文章に改めて発表させていただきました。
「日本の都市百選」は,6人の地理学者で連載していますので,およそ半年に1度,牛垣が執筆させて頂いています。木更津の後にも,東京都神楽坂・秋葉原,長崎県長崎,静岡県三島,横浜(特集号),神奈川県川崎南部と執筆させて頂きます。2023年10月には,これらをまとめた書籍『日本の都市百選 第1集』(古今書院)を発行させて頂きます。日本の都市百選 第1集 - 古今書院 Since1922 地理学とともに歩む (kokon.co.jp)
2020年1月にNHK教育テレビ「ろんぶ~ん」にて,2016年にE-journal GEOで発表した牛垣・木谷・内藤論文「東京都千代田区秋葉原地区における商業集積の特徴と変化―2006年と2013年の現地調査結果を基に―」を取り上げていただきました。
番組の中では,田村淳さん,最上もがさん,松村正代さん(NHKアナウンサー)と牛垣がともに,論文の対象地である秋葉原を歩き,論文の内容が紹介されました。
放送の最後に,田村淳さんは「まちに対する研究は,自分のまちなど,どこでもできるので面白い」と,最上もがさんは「秋葉原が変わっていることを図や表で分かるのが面白い」とコメントしました。まちの特徴を定量的・科学的に研究する地理学が,多くの人に興味を持ってもらえる学問であることを実感しました。右の写真は,2020年6月,コロナ禍の秋葉原。
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