ゼミ選びや進学を検討されている方向けに,ゼミの紹介をするページです。
東京学芸大学地理学分野で行われているゼミの1つです。都市やまちに関することであれば幅広い分野を扱い,各々の意見を交換しています。ゼミ生の興味の対象が幅広く,また旅行好きが多いことが特徴です。
当ゼミは,牛垣先生のご指導をいただいていますが,可能な限り学生主導で運営しています。スケジュール調整や巡検の行先,プランをはじめ,このホームページも学生によって作成・運営されています。
活動内容は,4年生の卒業論文,3年生の臨地研究の発表のほか,年2・3回程度行っている日帰り巡検や本の輪読,地形図の読図などを行っており,「学び」に対して積極的なゼミを目指しています。学生による持ち込み企画などを行う場合もあります。普段の研究発表や巡検には,他ゼミ,他選修・専攻,他大学やOBOGなど,様々な人が参加してくれます。もし興味のある方は,ぜひご参加ください。
その他,ArcGISやQGIS,MANDARAといったGISソフトやInkscape,Adobe Illustratorといったドローソフトを操作できるメンバーもおり,これらのスキルを積み上げていくことも可能です。
最新の活動報告は,X(旧Twitter)でも発信しています。
東京学芸大学 都市地理ゼミ(@toshichiri)さん / X (twitter.com)
臨地研究・卒業論文や教職大学院生による研究の進捗を報告します。ゼミの中心となる活動で,毎回担当のメンバーが発表し,質疑応答しながら研究を深化させていきます。
学芸大の地理学分野では,学年ごとの授業で研究を発表する機会もありますが,ゼミでの発表は,メンバーの研究テーマが近いこともあり,より専門的な視点から意見が交わされます。
こうして創り上げられた論文は,様々な学会での口頭・ポスター発表や,論文として発表する場合も多いです。学会に参加することで最新の研究を肌で感じるだけでなく,そこでの意見交換は大変貴重な経験と考えています。ここ数年は,下田(2016年),銚子(2017年),木更津(2018年),三島(2019年)など,臨地研究の成果を論文として発表しています。また,優秀な卒業論文や修士論文は,学術雑誌において論文として発表したものも複数あります。ゼミの学生や教員が発表した論文・書籍については研究業績・論文のページにまとめていますので,そちらをご参照ください。
論文を執筆するためには,まず基本的な知識や現象のとらえ方,近年の研究の動向を知っておく必要があります。当ゼミでは,文献輪読として,おおよそ半期に1冊のペースで本を選択し,内容について議論を交わしています。輪読した本のリストはこちらから。
これらの本については,ゼミ内で各々が何冊かの本を持ち寄り,その中から選んで決めています。版を重ね,長く読まれてきた本から近年に注目されている現象を扱った本まで,幅広く選定しています。
同じ文献を読み,みんなで意見を交わすことによって,現象に対して様々な解釈があることや,現状や今後のあり方に対しても様々な意見があることに気づくことができ,社会的現象,地理的現象を深く理解することにつながります。
国土地理院発行の2万5千分の1地形図を中心に地形図読解を行っています。最初に各自で10~15分程度地図を読み,その後にみんなでどのような読み取りが可能か,意見を交わします。地図読解は,自身がもっている地理的知識や地理的見方・考え方を総動員して行うため,地理的能力を高めるよい機会になります。
学生や教員が,好きなことを語ります。これまで,旅行記のほか,教員からは司馬遼太郎作品にみる幕末志士の生き方と名言,実現可能性は棚上げして存分に夢を語る,プロ野球名言集,人生における失敗体験,子育て論などが語られました。学生からは,アニソン,ラグビーなどのほか,近年では,いろいろなまちの飲食店紹介,自動販売機の現地調査報告,1年の振り返り,柏レイソル,航空管制学概論,浦和紹介,自作地図で振り返る大学生活などが語られました。内容はさておき,好きなことを楽しそうに語る姿をみるのは面白く,学問について議論をするいつもの姿とは違った一面が見られます。近年は,やることが少ない初回や最終回に行うことが多く,アルコールとともに賑やかにやることもあります。
2023年度は,毎週木曜日の18時40分から,中央7号館(通称:サンシャイン)8階の地理学解析室で行っています。興味のある方は,教員やお知り合いのゼミ生,もしくはこのサイトのアドレスにでもご連絡をください。
2023年には,ゼミ10周年を記念して,談話会と飲み会を開催しました。以後1・2年に1度程度の頻度で,小規模な会を開催していきたいと考えています。また2022年には,現役生のほかOBOGも含めた巡検を開催しました。OBOG巡検も,機会があれば企画したいと考えています。
地理学研究や地理教育においては,現場に出てフィールドワークを行うことの重要性は言うまでもありません。当ゼミでは不定期で日帰り巡検を,春休みを目安に年に1度の宿泊巡検を行っています。これまでの巡検訪問地は以下の通りです。
・宿泊巡検
→松本(2017年度)
→草津温泉・川原湯温泉(2016年度)
→神戸・有馬温泉(2015年度)
→仙台・秋保温泉(2014年度)
・日帰り巡検
→越谷レイクタウン方面(2024年度)
→山手線一周(2024年度,番外編)
→お台場・晴海・月島方面(2024年度)
→宇都宮(2023年度)
→横浜(2023年度)
→富士・沼津(2023年度,臨地研究下見)
→中目黒方面(2023年度)
→秋葉原方面(2022年度,プレ調査)
→立川・高円寺方面(2022年度)
→甲府方面(2022年度,臨地研究下見)
→東京都心方面(2022年度)
→イギリス・ケンブリッジ,マレーシア(ストリートビュー・オンライン,2021年度)
→原宿・渋谷方面(2021年度)
→富山・盛岡・日南・和歌山(ストリートビュー・オンライン,2021年度)
→甲府方面(ストリートビュー・オンライン,2021年度)
→立川・昭島・福生・青梅方面(2021年度,臨地研究下見)
→立石・向島・白髭東アパート方面(2021年度)
→大久保方面(2020年度)
→小田原方面・辻堂方面(2020年度,臨地研究下見)
→三島方面(2019年度,臨地研究下見)
→新橋・築地方面(2019年度)
→大宮・さいたま新都心方面(2018年度)
→木更津方面(2018年度,臨地研究下見)
→池袋方面(2018年度)
→上野・御徒町方面(2017年度)
→銚子方面(2017年度,臨地研究下見)
→神楽坂・新宿・大久保方面(2017年度)
→桜が丘団地・多摩センター方面(2016年度)
→下田方面(2016年度,臨地研究下見)
→蕨・川口方面(2016年度)
→静岡方面(2015年度,臨地研究下見)
→高円寺・吉祥寺方面(2015年度)
→二子玉川・自由が丘方面(2015年度)
→西葛西・砂町・佃島方面(2015年度)
→高崎方面(2014年度,臨地研究下見)
→南千住・山谷方面(2014年度)
→川崎方面(2013年度)
→小田原方面(2013年度,臨地研究下見)
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